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ごあいさつ

大本山總持寺貫首 江川辰三

大本山總持寺大遠忌局 総裁・江川辰三

大本山總持寺貫首
江川辰三

大本山總持寺では、平成27年に二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌を迎えます。高祖道元禅師が伝東された正伝の仏法は、御開山太祖瑩山禅師に綿密に相承されました。峨山禅師は、瑩山禅師から正法をそのまま受け継ぎ、それとともに總持寺の整備、運営に尽力され、その礎を築かれました。

さらには五哲(五院)あるいは二十五哲と称される数多くのすぐれた弟子たちを育成することを通して、宗門が全国に発展していく基盤をしっかりと固められました。
このたびの大遠忌のテーマは、「相承――大いなる足音が聞こえますか――」です。
峨山禅師が瑩山禅師から相承された正伝のみ教えは、脈々とわれわれのもとに受け継がれています。われわれも未来に向かって相承していかなければなりません。相承の道は報恩の道であります。
大遠忌奉修にあたり、報恩の思いを一層新たに、宗門を挙げて共々まことを捧げることを冀います。
また、このご勝縁に一人でも多くの方に本山参拝をしていただきますよう、念願いたします。

「相承」という同じテーマのもと、平成36年には御開山の700回大遠忌が奉修されます。この二つの難値難遇の大法会を「御両尊の大遠忌」と拝受して、一筋の流れによるところの「大報恩法会」としてお勤めいたします。皆さまからの格別のお力添えをいただきますよう、謹んでお願い申し上げます。

監院 乙川暎元

大本山總持寺大遠忌局 総監・乙川暎元 九拝

大本山總持寺
監院 乙川暎元

東日本大震災により我が国土も人身も甚大な損傷を受け、先行き不透明感が払拭されない中、平成23年秋に二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌局は開局しました。

その後、世情を鑑み更に検討を加え、御両尊報恩法会として御開山・二代様の大遠忌を一体として遂行することによって、予算の圧縮、性急な経費負担の軽減等、時機に適うよう10年にわたる長期視点に立って報恩法要、伽藍の維持修復、記念行持、人材の育成、文化事業等の行持計画、事業予算の策定をさせていただきました。今年度より愈々標準志納が、また特別志納も始まり、浄財御喜捨を懇願申し上げているところであります。

本山は平成23年11月、能登の地より鶴見ヶ丘への御移転百年を迎えました。此の間先徳の偉業として特筆すべきは、見事に諸堂宇を整えられたことであり、また能登半島地震から復興途上の祖院も移転当初の門前町とのお約束に違うことなく、祝融前の輪奐に復されたことであります。

加えて鶴見と能登で変わることなく続けられている日々の行持は、御開山・二代様の誓願に適うものであり、歴代の住持方をはじめ多くの先人の相承せられた尊い御教えと拝せざるにおれません。相承はまさに先人の遺業と申せましょうし、今を生きる私共の責務であるとも心得ます。

向後、より一層のご理解とご支援をお願い申し上げるものでございます。

大遠忌局局長 新美昌道

大本山總持寺大遠忌局 局長・新美昌道 九拝

大本山總持寺大遠忌局
局長 新美昌道

御両尊大遠忌法会をお迎えするに当り、一言ご挨拶申し上げます。ご承知の通り、平成27年10月7日より20日までの14日間、二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌法要を厳修し、佛祖報恩の真を捧げる運びとなりました。現在、大遠忌局一同挙げて準備に取り組んでおります。

この大法会をお勤めするに際し、二祖さまのご功績、太祖常濟大師さまとのご因縁等々に思いを致し、「相承~大いなる足音がきこえますか~」をテーマとして掲げ、以て御両尊の遺徳を学び、さらに実践の機縁と捉えて勤めて参りたいと思っております。

初手として、山内建築物の耐震調査を行いましたところ、天真閣、祥雲閣等、調査を行った8棟全て耐震基準に満たないとの結果に、驚き、また妙に納得するところもございました。何れにせよ、東日本大震災、他の大災害に教訓を得ずして「犠牲の万霊に何ぞ報いん」との思いをもって改修事業を行うべく、後顧の憂いなきよう進めております。また、予修・正当に予想される相当数のご参拝、後の本山百年の計を鑑み、宿願でありました地上回廊を新たに建設することといたしました。

「而今」という言葉、あるいは当世の流行語ではありますが「今でしょ!」という言葉の意味を真摯に受け止め、「今を大切に」を積み重ねて未来につないで行く。これをモットーに大遠忌局の舵取りをしてまいる所存でおります。このことが延いては「相承」へと繋がるものと固く信じております。

大禅師猊下のご慈慮のもと、寺檀和合・宗門一丸となってこの大事業を完遂せんと冀うところであります。全国ご寺院様には格段のご法愛を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。